日本キャスタブル工業 株式会社 様(備前市)
古くなった冷房専用エアコンを、冷暖エアコンに交換。灯油の使用を抑制し、CO2とコストのカットを同時に達成。
日本キャスタブル工業(株)の空調システムは、夏季は冷房専用エアコンによる冷房、冬季は灯油またはガスストーブで暖房しており、CO2排出量が多い状況でした。また、察港の化石燃料の高騰により、コストも毎年上がっていました。
今回のESCO事業では、冷房専用エアコンを冷暖エアコンに一新することで、冬季の石油やガスの使用を抑制によるCO2削減と、コストのカットを同時に達成することができました。冬季の電気使用量は上がりますが、年間トータルでのエネルギー使用量は下がっています。さらに、数kW程度ではありますが、夏季の電力デマンドの低下による基本使用料の削減も達成されます。
導入への障壁要因となる初期費用も、リース契約により解消されています。
蛍光灯安定器の導入で、省エネとチラつきを同時に解消。
蛍光灯をよく使用する1F事務所、2F事務所、応接室、試作室に蛍光灯安定器を導入し、省エネを達成しました。また、事務作業には蛍光灯のチラつきが大敵なのですが、安定器の導入によって解消されます。これにより、省エネと快適性を同時に達成することになります。
試作室のエアコンをスリムタイプに更新。スペースの拡大につながりました。
試作室には、古くて大きな床置エアコンがあり、作業に多少の影響を与えていました。今回の事業では、スリムなエアコンへ更新することで、省エネだけでなく、スペースを拡大することにもつながりました。
事業年度:2007年度
エリア:岡山県備前市
概要:日本キャスタブル工業は、工場に事務所が併設されているメイン工場と、食堂棟、研究棟の3つの施設から成る。本事業は、3つの施設の事務所スペースを対象として行った。
省コスト効果:約31%の省コスト
対象延床面積:257㎡
所在地:岡山県備前市三石573
年間省エネルギー量(予測):電気:約2,900kWh削減 灯油:約2,100L
省エネルギー効果(予測):約50%の削減(空調・照明分)
年間CO2削減量:約6.9トン
導入サービス:蛍光灯の安定器交換(16台)
空調機器の更新(8台)