本事業では、岡山市の公共施設2施設(友楽園・東山公民館、建部町文化センター)において、CO2削減ポテンシャル診断推進事業における診断事業者としてCO2削減ポテンシャル診断を行いました。
本事業は、設備の電気・燃料等使用量の計測やデータ解析並びに設備の運用状況等の診断を行い、CO2排出量、エネルギー消費量削減のために有効と考えられる設備導入や運用改善等の対策を提案するとともに、対策に関する費用・効果等に関する情報を明らかにするものです。
友楽園・東山公民館
こちらの施設では、空調不要空間での空調停止、運転時間短縮や冷暖房設定温度の緩和、不要個所・不要時間帯の消灯など、様々な省エネに取り組まれています。一方で、築年数は21年で、ファンコイルの不調などが発生しており、設備の更新時期に来ています。
今回の診断では、空調のフィルター清掃などの運用改善、空調の冷却水ポンプのインバーター化などの部分更新・機能付加、照明のLED化などの設備導入の提案を行いました。
主な改善提案実施によるCO2削減効果(予測):約60t-CO2/年
建部町文化センター
こちらの施設では、空調・照明などの設備の不要時停止、外気取り入れ量の縮小・停止、冷暖房設定温度の緩和など、数多くの省エネ対策を実施されています。また、築年数は21年であり、設備更新を計画されています。
今回の診断では、ろ過ポンプの夜間停止などの運用改善、ろ過器の断熱などの部分更新・機能付加、空調用冷温水一次ポンプの更新などの設備導入の提案を行いました。
主な改善提案実施によるCO2削減効果(予測):約7t-CO2/年