ZEB

Scope of Business事業内容

ZEB(ゼブ)は、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、快適な室内環境を保ちながら、建物の年間一次エネルギー収支をゼロにすることを目指す建物です。

弊社はZEBプランナーに登録し、ZEBの普及促進に尽力しています。受注する設計業務、省エネコンサルティング業務について、ZEBが占める割合を2025年度に90%以上とすることを目指します。

新築・既存問わず、ZEBの実現に関してお気軽にお問い合わせください。

備前グリーンエネルギーのZEB事業の特徴

  • 既存建築物のZEB改修に精通
    設備リニューアルのタイミングでの既存建築物のZEB改修に強みを持ち、多くの実績があります。特に地方公共団体所有の施設の長寿命化と温室効果ガス排出量削減に向けたZEB化を提案しています。
  • レジリエンス強化に対応
    自然災害に強いレジリエンス性の高い施設へのリニューアルとZEB化を同時に支援します。これにより、地球温暖化対策や防災対策、施設長寿命化、光熱費削減など多方面での効果が期待できます。
  • ZEBプランナーに登録
    弊社はZEBプランナー(登録番号ZEB29P-00010-PGC)として、建築設計や省エネ設計、コンサルティング等の業務支援を行っています。

ZEB特設サイトのご案内

「ZEBとは?」「導入の手順」「実例の紹介」など、ZEBについてわかりやすく解説した特設サイトです。ぜひご覧ください。

ZEB特設サイト

ZEBプランナーとしての取組み実績

ZEBプランナーとしての実績

WEBプログラム 講習会のご案内

ZEBの実現に必要な「エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)標準入力法」の講習会を開催しています。ZEBのエネルギー効率に関する理解を深め、実践的なスキルを身につけるための講座となっております。

講習会は、ZEBに取り組む方々に向け、実務に活かせる内容を盛り込んでおります。
講習内容の詳細は、こちらをご確認ください。

メリット

光熱水費
導入費
環境
専門知識
状況把握・データ分析

Result実績

実績一覧

2023年度令和5年度非住宅建築物の ZEB 化促進に係る普及・啓発委託業務環境省
2023年度令和5年度官庁施設におけるZEBの実現に向けた省エネ技術の導入等に関する調査検討業務国土交通省
2023年度久留米市三潴生涯学習センターZEB化改修工事設計等業務福岡県久留米市
2023年度えーるピア久留米ZEB化改修工事設計等業務福岡県久留米市
2023年度大野城市庁舎ZEB化等基本設計業務福岡県大野城市
2023年度北九州市立赤坂小学校ZEB化改修計画作成業務福岡県北九州市
2023年度松ヶ江北市民センターZEB化改修工事設計支援業務福岡県北九州市
2023年度うきは市公共施設ZEB化検討業務福岡県うきは市
2023年度西区役所(旧棟)ZEB化詳細検証業務委託熊本県熊本市
2022年度令和4年度温室効果ガス排出削減指針(業務部門)等の普及・啓発委託業務環境省
2022年度春日保育園外2施設ZEB化可能性調査業務熊本県熊本市
2022年度市有建築物ZEB化に向けた人材育成業務福岡県北九州市
2022年度北九州市既存市有施設ZEB化基本設計委託福岡県北九州市
2022年度多摩市公共施設改修に伴うZEB化実現可能性調査業務東京都多摩市
2021年度打出教育文化センターZEB化検討業務兵庫県芦屋市
2021年度令和3年度管理本館ZEB化可能性調査業務福岡県久留米市
2020年度環境省 温室効果ガス排出抑制指針(業務部門)等の普及・啓発委託業務
(ZEB実現の普及・啓発活動業務)
環境省
2019・2020年度久留米市環境部庁舎ZEB化改修工事設計等業務福岡県久留米市
2019年度久留米市既存公共建築物ZEB化可能性調査福岡県久留米市
2016年度津山市総合福祉会館 様(津山市)岡山県津山市

ZEBの事業一覧を見る

令和5年度非住宅建築物の ZEB 化促進に係る普及・啓発委託業務

業務の概要

地球温暖化対策計画(令和3年10月閣議決定)では、業務その他部門において2030年度までに2013年度比で約51%の温室効果ガス削減が求められています。また、エネルギー基本計画(令和3年10月閣議決定)において、「2050年に住宅・建築物のストック平均でZEH・ZEB基準の省エネルギー性能が確保されていることを目指す」ことが掲げられています。

本業務の目的は、新築に比べて遅れている既存建築物のZEB化を推進することです。
この目的を達成するため、既存建築物のZEB化に関する情報を広く関係者に発信し、ZEB化技術の整理と普及を図りました。

業務の内容

(1)既存建築物の ZEB化普及活動
・ZEB説明会の開催
基本編2回、実現編1回、分科会1回(3種類)の計4回開催しました。

・ZEB情報発信への協力依頼
地元企業や地域住民向けの資料を作成し、その資料を用いた情報発信の協力を地方自治体及び民間事業者に依頼しました。

・ZEBパンフレットの更新
最新のZEB事例や補助事業等の情報を提供するため、既存のZEBパンフレットを更新しました。

(2)既存建築物の省エネ化技術等の普及・啓発活動
事業者の積極的な参入を促進するため、参照できる事例及び技術情報を充実させました。
既存建築物ZEB化の技術等を紹介した資料を作成し、環境省のホームページで公開しました。

(3)既存建築物の改修に向けた個別相談会
地方自治体のZEB化事業担当者を対象に、オンラインでの個別相談会を実施し、それぞれの相談者が抱くZEBに関する質問や疑問に回答しました。

事業年度:2023年度

エリア:環境省

令和5年度官庁施設におけるZEBの実現に向けた省エネ技術の導入等に関する調査検討業務

業務の概要

本業務は、地方公共団体におけるZEBの先進事例を収集し、事例ごとに有用な情報を整理し、ZEBの実現に向けた留意点をまとめました。
また、官庁施設への省エネ技術の効果的な導入手法を検討し、ZEBの実現に有用な技術資料を作成しました。

業務の内容

(1)ZEB事例集検討案の作成
地方公共団体におけるZEB事例の情報を収集し、事例概要や採用された省エネ技術などを整理しました。
また、各事例の関係者へのアンケート調査やヒアリングを通じてZEB実現に向けた課題や対応、留意点を抽出し、掲載しました。


公共建築物におけるZEB事例研究(外部リンク)

(2)官庁施設整備におけるZEB Ready達成のための採用技術例の提案
官庁施設(事務庁舎)をモデルケースとして、新築時にZEB Ready以上を達成するための採用技術例を提案しました。

事業年度:2023年度

エリア:国土交通省

契約先:国土交通省

久留米市三潴生涯学習センターZEB化改修工事設計等業務

業務の概要

本業務は、久留米市三潴生涯学習センターをZEB化し、温室効果ガス排出量を削減することを目的に行われました。

業務の内容

(1)基本設計業務
対象施設の図面や現地調査を基に、ZEB化の手法や費用、太陽光発電設備の導入などを算出し、効果的な改修内容を検討しました。
(2)実施設計業務
(3)コミッショニング業務
(4)建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)認証取得業務
BELS認証を取得するための手続きを行い、「ZEB Ready」認証を取得しました。

事業年度:2023年度

エリア:福岡県久留米市

契約先:久留米市

えーるピア久留米ZEB化改修工事設計等業務

業務の概要

本業務は、えーるピア久留米をZEB化し、温室効果ガス排出量を大幅に削減することを目的に実施されました。
ZEB化により、エネルギー効率の向上と環境負荷の低減を図ることができます。

業務の内容

(1)設計業務
えーるピア久留米のZEB化に向けた改修設計を行いました。
具体的には、省エネルギー設備の導入、建物の断熱性能向上、再生可能エネルギーの利用など、エネルギー効率を最大限に高めるための設計を実施しました。

(2)コミッショニング業務
実施設計における要求性能や提案の性能が確実に盛り込まれるよう行いました。

(3)建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)認証取得業務
BELS認証を取得するための手続きを行い、「ZEB Ready」認証を取得しました。

事業年度:2023年度

エリア:福岡県久留米市

契約先:久留米市

大野城市庁舎ZEB化等基本設計業務

業務の概要

大野城市は、2030年度までに2013年度比で温室効果ガスを46%削減する目標を掲げています。
本業務では、市庁舎のエネルギー調査を行い、ZEB化に必要な改修内容やCO2削減効果、再生可能エネルギーの効率的な活用などを検討しました。

業務の内容

(1)対象施設のエネルギー調査
市庁舎の現状のエネルギー消費量およびCO2排出量の調査を実施しました。
これにより、ZEB化に向けた基準値を把握しました。

(2)ZEB 化改修基本設計
対象施設がZEB化を達成するための具体的計画を作成しました。

事業年度:2023年度

エリア:福岡県大野城市

契約先:大野城市

北九州市立赤坂小学校ZEB化改修計画作成業務

業務の概要

北九州市では、北九州市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)において、2030年度に2013年度比で47%の温室効果ガス削減目標が掲げられています。
この目標達成のためには、市有施設からの大幅な温室効果ガス排出量削減が必要とされています。
本業務では、北九州市の既存学校施設を設備改修等によりZEB化するための改修計画を作成しました。

業務の内容

(1)対象施設のエネルギー基礎調査
対象施設の現状のエネルギー消費状況や特性を調査し、改修に向けた基礎となるデータを収集しました。

(2)ZEB化改修計画の作成
対象施設のZEB化を達成するために必要な改修計画を作成しました。
これには、外皮性能の向上や再生可能エネルギー設備の導入、経済性の検証などが含まれます。

事業年度:2023年度

エリア:福岡県北九州市

契約先:北九州市

松ヶ江北市民センターZEB化改修工事設計支援業務

業務の概要

北九州市では、令和4年度に松ケ江北市民センターのZEB化に必要な改修内容や経済性、CO2削減効果等の検討を行いました。
令和5年度には、この基本設計の結果に基づく実施設計を実施するにあたり、ZEBに関わる技術的な課題に対応するため、当社がZEBプランナーとしての知見を活かし、北九州市及び実施設計業者に対してZEB化の実現に向けた設計支援を行いました。

業務の内容

(1)協議及び助言等
市担当者及び実施設計業者と協議を行い、対象施設がNearly ZEB以上のZEBランクを達成できるよう、必要な助言や指導を行いました。

(2)エネルギー消費量の確認
実施設計受託業者が作成した実施設計の一次エネルギー消費量を標準入力法により算出し、Nearly ZEB以上を達成しているか確認しました。

(3)BELS認証の取得

(4)技術的支援
脱炭素先行地域づくり事業の申請等に関連する資料作成および技術的支援を行いました。

事業年度:2023年度

エリア:福岡県北九州市

契約先:北九州市

うきは市公共施設ZEB化検討業務

業務の概要

うきは市は、「うきは市地球温暖化対策実行計画(事務事業編)」において、2030年度までに事務事業から排出される温室効果ガスを2013年度比で70%以上削減することを目標としています。この計画に基づき、温室効果ガス排出量削減を目的として、公共施設のZEB化を検討しました。
本業務では、ZEB化の可能性を調査・検討し、具体的なZEB化計画を検討しました。

業務の内容

(1)現状把握調査
公共施設のエネルギー使用状況や建物の特性を把握するため、現状調査を行いました。
この調査により、エネルギー消費パターンや設備の状態を把握しました。

(2)対象施設のエネルギー基礎調査
対象施設において、エネルギー使用量の基礎データを収集・分析しました。
これにより、現行のエネルギー効率や改善の余地を明らかにしました。

(3)ZEB化可能性の検討
対象施設のエネルギー消費削減のポテンシャルを評価し、ZEB化に必要な技術的・経済的条件を検討しました。
また、再生可能エネルギーの導入可能性や省エネルギー設備の導入効果を分析しました。

これらの調査・検討を通じて、うきは市の公共施設がZEB基準を満たすための具体的な方策を提示し、ZEB化改修が技術的に実現可能であり、補助事業
の活用検討により経済的に改修の実現が可能であることを示しました。

事業年度:2023年度

エリア:福岡県うきは市

契約先:うきは市

西区役所(旧棟)ZEB化詳細検証業務委託

業務の概要

本業務は、対象施設のZEB化のための具体的な計画を作成し、ZEB化を達成するために必要な事項等を整理しました。

業務の内容

(1)エネルギー基礎調査
(2)外皮性能と設備改修の検討
(3)再生可能エネルギー導入検討
(4)標準入力法を使用したZEB化評価
(5)標準的な改修と比較した省エネ効果とCO2削減量の検討
(6)経済性の検討

事業年度:2023年度

エリア:熊本県熊本市

契約先:熊本市

令和4年度温室効果ガス排出削減指針(業務部門)等の普及・啓発委託業務

業務の概要

本業務は、既存建築物のZEB化を推進し、温室効果ガス排出削減を図るために情報発信と技術整理を行いました。
これにより、既存建築物のZEB化の認知向上と事業者の参入促進を図りました。

業務の内容

(1)既存建築物のZEB化普及活動
・ZEB説明会の開催
・地方自治体や民間事業者への情報提供
・個別相談会の実施

(2)既存建築物の省エネ化技術等の普及・啓発活動
・既存建築物のZEB化に関する参考資料の作成と公開
・ZEB化事例を通じた省エネ技術紹介

事業年度:2022年度

エリア:環境省

契約先:環境省

春日保育園外2施設ZEB化可能性調査業務

業務の概要

本業務は、今後5年以内に大規模または中規模改修を予定している施設のZEB化の適否を判断するため、必要事項の整理を行いました。

業務の内容

現状のエネルギー消費量とCO2排出量を調査し、断熱性能と設備の改修方法を検討しました。
また、再生可能エネルギーの導入やZEB化の評価を行い、省エネ効果を比較することで、実現性と経済性を明らかにしました。
この業務を通じて、委託者が施設のZEB化の適否を判断できるよう支援を行いました。

事業年度:2022年度

エリア:熊本県熊本市

契約先:熊本市

市有建築物ZEB化に向けた人材育成業務

業務の概要

今後、市有建築物のZEB化を推進していくためには、ZEBに関する専門知識と経験を持つ市職員や民間事業者の育成が必要です。
しかし、ZEBは比較的新しい概念であり、高度な専門性が求められるため、これを実現するには時間がかかると見込まれます。

本業務では、具体的な事例を通じて、市職員や民間事業者がZEB化設計に取り組むための能力を向上させ、効率的な人材育成を実現し、北九州市の市有建築物のZEB化を推進することを目的に行われました。

ZEBに関する専門知識を身に付けた市職員と民間事業者の増加により、市有建築物のエネルギー効率が向上し、地球温暖化対策への積極的な貢献が期待されます。

業務の内容

<対象者及び開催概要>
市職員向け:5回実施
ZEBの概要、補助金活用、標準入力法など

民間事業者向け:1回実施
ZEB化に関連する実務的な要点の解説

事業年度:2022年度

エリア:福岡県北九州市

契約先:北九州市

北九州市既存市有施設ZEB化基本設計委託

業務の概要

北九州市では、地球温暖化対策実行計画(事務事業編)において、2030年度までに2013年度比で47%の温室効果ガス削減を目指しています。
本業務では、対象施設のエネルギー調査やZEB化に必要な改修内容、CO2削減効果などの検討を行いました。

業務の内容

(1)対象施設のエネルギー調査
市庁舎の現状のエネルギー消費量およびCO2排出量の調査を実施しました。
これにより、ZEB化に向けた基準値を把握しました。

(2)ZEB 化改修基本設計
対象施設がZEB化を達成するための具体的計画を作成しました。

事業年度:2022年度

エリア:福岡県北九州市

契約先:北九州市

多摩市公共施設改修に伴うZEB化実現可能性調査業務

業務の概要

本業務は、民間及び自治体で行っているZEBの先進事例や採用されている省エネ技術を調査するとともに、ZEB達成に有効な省エネ技術の効果の分析や導入における課題とその対策の整理を行うことにより、官庁施設への効果的な導入手法の検討を行い、官庁施設における ZEBの実現に有用な技術資料を作成することを目的とします。

業務の内容

(1)計画策定の背景と目的(調査の背景と目的の整理)
(2)対象施設のエネルギー基礎調査
  ①現状のエネルギー消費量(基準値)の算出
  ②実際のCO2排出量の算出
(3)ZEH-M、ZEB導入可能性調査
  ①外皮性能の向上及び設備改修の検討
  ②再生可能エネルギー設備の導入検討(蓄電池等の利活用を含む)
  ③概算工事費・改修スケジュールの算出
  ④ZEH-M及びZEB実現性の整理等
  ⑤国庫補助事業活用の検討
(4)市の計画策定業務に関する支援

事業年度:2022年度

エリア:東京都多摩市

契約先:多摩市

打出教育文化センターZEB化検討業務

概要

第5次芦屋市環境保全率先実行計画に基づき、温室効果ガス排出量の削減目標(2030年度に2014年度比40%削減)を達成するため、公共施設のZEB化等の省エネ改修について検討する必要があります。そのため、打出教育文化センターにおいて、高効率設備や再生可能エネルギー設備等の導入により、ZEB化等の省エネ改修について検討します。

業務の内容

(1)現状把握調査
・図面の確認と現地調査を行い、施設の現状を整理する。また、施設管理者から聞き取りを行い、設備の現状について整理する。

(2)対象施設の現状のエネルギー消費量の算出

(3)ZEB化基本設計
・現実的に導入可能な高効率設備や再生可能エネルギー設備等の導入を検討し、ZEB化(Nearly ZEB以上)に向けた基本設計を行う。

事業年度:2021年度

エリア:兵庫県芦屋市

契約先:芦屋市

令和3年度管理本館ZEB化可能性調査業務

概要

福岡県南広域水道企業団の管理本館から排出される温室効果ガス削減を目的とした、管理本館のZEB化を実現するために、本業務において対象施設のエネルギー調査やZEB化に必要な下記集内容、CO2削減効果などの検討を行い、具体的なZEB導入手法を盛り込んだ「既存公共建築物ZEB化モデル計画」を策定しました。

業務の内容

(1)調査の背景と目的の整理
・建築物ZEB化の目的と位置づけを検討し、整理する。また、建築物の省エネルギー化を取り巻く情勢や状況等について整理を行う。

(2)対象施設のエネルギー基礎調査
・現状のエネルギー消費量(基準値)及びCO2排出量の算出

(3)ZEB導入可能性調査
・外皮性能の向上及び設備改修の検討
・再生可能エネルギー設備等の導入検討(蓄電池等の利活用を含む)
・標準入力法を使用したZEB評価
・概算見積費・改修スケジュールの算出
・既存改修設計を用いた省エネ、経済性比較
・ZEB実現性の整理等
・国庫補助事業活用の提案

(4)企業団の計画策定業務に関する支援

事業年度:2021年度

エリア:福岡県久留米市

契約先:福岡県南広域水道企業団

環境省 温室効果ガス排出抑制指針(業務部門)等の普及・啓発委託業務
(ZEB実現の普及・啓発活動業務)

概要

地球温暖化対策計画(平成28年5月閣議決定)では、業務その他部門において2030年度に2013年度比約40%の温室効果ガス削減が求められており、同計画及びエネルギー基本計画(平成26年6月閣議決定)において、「建築物については、2020年までに新築公共建築物等で、2030年までに新築建築物の平均でZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)を実現することを目指す」ことが掲げられています。

こうしたことから、業務用建築物の脱炭素化、特にZEBの実現に資する取組の一層の充実化を目的として、本業務が実施されました。

業務の内容

弊社は、本業務の受託者として以下の内容を行いました。

1. ポータルサイト「環境省ZEB PORTAL」の運営・管理等
ポータルサイト「環境省ZEB PORTAL」の運営、管理、更新に加え、ZEB化を検討している方々向けのコンテンツを拡充しました。
具体的には、ZEB化を検討している方々がどうしたらZEB化を実現できるのかをイメージできるよう、ZEB化実現までの手順・スケジュール(例)、費用やスケジュールの実績を含んだ事例紹介、よくある質問のコンテンツを追加しました。
弊社が追加したコンテンツは環境省ZEB PORTAL「導入したい」をご参照ください。
※「ステークホルダー間の関わり」は弊社で作成したコンテンツではございません。

2. 建築物省エネ技術等の普及・啓発活動
エコプロOnline2020にて、ZEBの基礎知識、補助金制度、ZEB化実現までの流れなど、ZEBに関する幅広い内容を紹介し、ZEBの普及促進を図りました。

3. ZEBリーディング・オーナー向けアンケート
「ZEB化に関する効果的な支援」「ZEB化の満足度」「運用改善の実施状況」「投資回収年数」について調査するため、ZEBリーディング・オーナー向けにアンケートを実施しました。

4. ZEBに関する個別相談会
ZEB化を検討している地方自治体向けにZoomを用いた個別相談会を開催し、ZEBの制度、ZEBの補助金、設計検討などの質問に回答しました。

5. 大阪府合同相談会
大阪府自治体のZEBに関する理解をより深めていただくことを目的として、大阪府内の自治体が合同で参加するZEB合同相談会(勉強会)をZoomにより開催しました。合同相談会では、事前に大阪府自治体から寄せられたZEBに関する質問に回答しました。

事業年度:2020年度

エリア:環境省

契約先:環境省

久留米市環境部庁舎ZEB化改修工事設計等業務

久留米市環境部庁舎を改修してZEB化すると同時に、蓄電池等で防災機能も備えた建物にする工事の設計を行います。
ZEB化改修と防災機能の追加の同時設計は、日本で初めての取組みになります(※自社調べ)。
平時は公共の業務を行う建物である一方、非常時には地域の防災拠点の一つとして確実に稼働させるため、平時と非常時で異なる対応を検討する必要があります。

『ZEB』(100%再エネの建物)設計
太陽光発電の最適設計
建物の影の影響を考慮しながら最大限の太陽光パネルを配置する一方、建物にかかる荷重を極力減らすための軽量な太陽光設備の導入を図ります。

最適な蓄電池システムの設計
発電量・電気需要量予測技術とBEMS(Building Energy Management System)を連携し、蓄電量の最適制御を図ることを目指します。

使い勝手、快適性を高めた設備設計
照明は、照度や人感センサと組み合わせることで、自動的に最適な明るさを選択する無線調光システムの導入を検討します。
真空ペアガラスと断熱を導入した上で、高効率空調と全熱交換換気システムを連動させることで、高い省エネ性を達成します。
BEMSを導入し、そのデータを分析することで『ZEB』に導入された設備の最適運用を図ります。 

防災対策
非常時の最適な設備稼働設計
停電時の太陽光発電、蓄電池から照明や空調に電力を供給し、停電が1日以上続いた場合でも施設が稼働できるようにします。

確実な耐震施工を行うための設計
設備の設置にあたり、耐震クラスSの施工が確実に実施されるようにします。

事業年度:2019・2020年度

エリア:福岡県久留米市

延床面積:2089.36㎡

建物:地上3階 鉄筋コンクリート造

久留米市既存公共建築物ZEB化可能性調査

既存建物の「環境部庁舎」「中央図書館」「えーるピア久留米」の3施設のZEB導入可能性調査を行います。
公共建築物の複数ZEB導入可能性調査は、九州地域で初の試みです。

既存公共建築物に関するZEB導入可能性調査の検討方針は、
1) 本業務の対象施設である3施設のZEB化の検討、
2) 1)の検討結果を元にした既存公共建築物へのZEB化改修の展開
を主目的と考えております。
当社では、ZEB化の推進で重要なことは、実現に向けての事業の進め方にあると考え、対象施設を実際にZEB化するための技術提案から事業スキームまで提案し、以下の手順に沿ってZEBの実現を支援いたします。

  1. 図面の確認、現場調査
  2. 建物断熱手法の検討
  3. 設備、制御方法の検討査
  4. エネルギー消費性能計算プログラム(非住宅版)への入力
  5. 再エネの検討
  6. BEMS、蓄電池の検討
  7. 改修費用の算定

また、ZEB化後に必要となる最適運用と職員の負担増への課題についても解決策を提案し、ZEB化が早期に進むことを支援いたします。

事業年度:2019年度

エリア:福岡県久留米市

津山市総合福祉会館 様(津山市)

昭和57年竣工の既存建物を平成28年、29年の2ヶ年でZEB化改修しています。古い建物でもZEB化可能、ZEB化により建物が快適になることを多くの来場者に体感してもらえる建物を目指しました。

空調・断熱設備
屋根断熱、Low-Eペアガラス、全熱交換換気扇で空調負荷を最大限削減し、最適能力の高効率エアコンを導入。

照明設備
照明は、高効率LEDと照度センサ、人感センサを活用。

エネルギー管理システムBEMSの導入
BEMSで用途別エネルギー使用量、部屋別空調使用量の把握。

これにより、使用人数の変化、使用時間の変化があっても柔軟に対応し大幅な省エネを維持します。

事業年度:2016年度

エリア:岡山県津山市

補助事業名:ネット・ゼロ・エネルギー・ビル実証事業(ZEB)

延床面積:2,286㎡

建物:地上4階、地下1階 RC造

年間CO2削減量:47トン-CO2/年(実績値)

導入サービス:・高効率LED、照度センサ、人感センサを導入
・高効率エアコンの導入
・屋根裏断熱の導入
・Low-Eペアガラスの導入
・全熱交換換気扇の導入

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