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2021年度省エネ大賞
「資源エネルギー庁長官賞」受賞!

当社が調査・設計を行い、自治体初の既存建築物の改修による『ZEB』(建物のエネルギー需要を100%太陽光発電で賄う)を達成した久留米市環境部庁舎及び久留米市のZEBを推進する取り組みが、一般社団法人省エネルギーセンター主催の「2021年度省エネ大賞(省エネ事例部門)」において、「資源エネルギー庁長官賞(ZEB・ZEH分野)」を受賞しました。

■受賞概要
・テーマ
既存公共建物の『ZEB』化とZEB普及の取り組み

・概要
環境部庁舎(平成2年竣工)の『ZEB』は、市販のごく一般的な技術の組合せで達成しました。特殊な省エネ設備、先鋭的な創エネ設備は一切使用していません。そのため施工、設備メンテナンスは地元業者で可能となりました。結果的にZEB化改修は、決して難しいものではないことがわかり、ZEB普及につながる事例となりました。
『ZEB』により、室内の快適性は大幅に向上しました。以前のような足元の寒さは一切ありません。また、必要十分な換気量のもと設計したために結果的に感染症対策にも繋がりました。
久留米市は、本改修の実現により既存建築物のZEB実現のノウハウが得られ、庁内を横断したZEBチームが既存建築物のZEB化を順次進めています。環境部の他に、現在2件ZEB化施工中、1件設計中となっています。

・環境部庁舎『ZEB』化の効果
(1) 建物のエネルギーをすべて太陽光発電で賄うことが可能
(2) CO2排出量削減効果 年間▲44t-CO2/年、省エネ額▲290万円削/年
(3) 汎用機器の活用、ダウンサイジングにより工事費を抑制し、補助事業を活用することで、通常の改修とほぼ変わらない実質負担額
(4) 室内の快適性の大幅な向上、十分な換気量確保による感染症対策
(5) 既存建築物ZEB化ノウハウを活用し、既存建築物のZEB化を継続的に推進
(6) 汎用設備を用いたことにより、地元業者と連携したZEB化実現

■当社の役割
当社は本事業において、チーム内のZEBプランナーとして、ZEB補助事業の応募申請から完成報告書の作成支援、入札仕様書の作成支援、施工時設備性能確認、竣工時ZEB性能検証を行いました。今後も持続可能な社会の実現に向けた一助となるよう貢献してまいります。

この内容についてはアットプレスでもプレスリリースされております。(外部リンク)


久留米市 環境部庁舎

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