島根県吉賀町の“むいかいち温泉ゆ・ら・ら”で
「レジリエンス強化型ZEB化工事」を開始
3社によるZEBビルダーグループ協定で実施
備前グリーンエネルギー株式会社(以下 当社)を含む3社で結成したグループ(ZEBビルダーグループ)は、『むいかいち温泉ゆ・ら・ら』(所在地:島根県鹿足郡吉賀町、以下 本施設)において、レジリエンス強化型ZEB化工事(以下 本事業)を実施します。本事業は地方公共団体が所有する温泉・宿泊施設において、防災機能の追加とZEB化を同時に実現する改修工事として、国内初の取組となります。(※自社調べ)
■事業概要
むいかいち温泉ゆ・ら・らは、平成12年竣工の温泉交流施設であり、地域住民の健康増進と交流促進の場として親しまれています。また、町の中心地に位置する避難場所であるため、災害時には避難者を受け入れるだけではなく、炊出し、物資の配布、情報の共有など、多様な用途に対応できる施設であることが同時に求められています。
本事業では、竣工から20年が経過して老朽化している設備(空調、換気、給湯、照明)を最新の高効率機器に更新し、窓ガラスには超高断熱性能真空ガラスを導入することでZEB(ZEB ready)を達成します。さらにカーポートタイプの太陽光発電設備とリチウムイオン蓄電池の導入により、台風や豪雨などで系統電力が停電した際にも、電気を使用できる自然災害に強い(レジリエンス性の高い)施設へリニューアルします。本事業の実施により、地球温暖化対策、防災対策、施設長寿命化、光熱費削減が同時に実現できます。
■実施体制
ZEBビルダーグループは、パナソニック建設エンジニアリング株式会社、株式会社中電工、そして備前グリーンエネルギー株式会社により構成されます。パナソニック建設エンジニアリング株式会社が事業全体の統括及び建築工事を兼任し、実施設計業務は株式会社中電工が担当します。そして、当社は性能検証業務 を担当し、ZEBプランナーとしての役割を担います。ZEBビルダーグループは、それぞれの企業が得意とする分野で十分に力を発揮し、協同して事業を行うことにより、高度な技術提案、確実なZEB化及びレジリエンス強化を推進します。
この内容についてはアットプレスでもプレスリリースされております。(外部リンク)