高効率機器を導入しCO2を削減すると共に、環境負荷の低減

長崎鉄工所では、地球環境問題への対策を重要視し、90kWの太陽光発電システムや事務所にペレットストーブを導入し、自然エネルギーの積極的導入に進めてきました。次のステップとして、工場のエネルギー使用状況を見直し、省エネルギー改修を進め、エネルギー消費量を10％削減することを目標としました。
工場内で大きくエネルギーを使用しているコンプレッサー、空調機、照明に着目し、その設備改修を進めました。
コンプレッサーは、今までは2台のコンプレッサーで行っていた圧縮空気の供給を、配管をつなげ、リザーバータンクを設けることで１台のコンプレッサーで賄えるようにして、高い負荷で効率の良い圧縮空気供給を可能にしました。また、CO2排出量のみならず、廃棄物削減による環境負荷低減を進めるため、潤滑オイルの代わりに水を利用する水潤滑オイルフリー・インバーターコンプレッサーを導入しました。
照明は既存の400W水銀灯の代わりに高効率無極性放電照明を導入しました。高効率無極性放電照明は、水銀灯より消費電力が40％ほど少なくなっています。また、寿命も60,000時間と通常の水銀灯に比べて、５倍以上も長寿命となっていて、電球交換に係る廃棄物が少なくなっています。更に、点灯も瞬間的に点灯し、使い勝手も向上しています。
空調は、現在の既存の設備用エアコンを高効率設備用空冷パッケージエアコンに更新しました。
また、高効率機器の導入に際して、機器のメンテナンス方針も見直して、月に1回フィルターの清掃、エア漏れの確認・補修等を行うこととしました。