エコハウス推進地域協議会運営委託
地域における住宅建築について、需要側・供給側それぞれが抱えている課題があります。
住宅の住まい手(需要側)にとって、快適な住環境を整えながら、同時に環境の負荷を軽減し、持続可能なライフスタイルを確立するためにはどのような家が望ましいのか。そうした点について、教わる機会は多くありません。
一方、住宅を建てる地域の設計者や工務店等(供給側)にとっても、持続可能環境共生型の住宅の設計、施工を行うために必要な技術的要素の理解、家に関する思想が十分に把握されてはいないと考えられます。
このため、環境省環境共生型住宅モデル事業では、全国20の自治体をモデル地域として選定し、環境共生型住宅(以下エコハウス)のモデル整備や普及活動をサポートすることによって、エコハウスの普及をより加速させていくことをねらいとしています。
本事業を通じて、
- 地域の気候風土や特色、敷地特性に根ざしたエコハウスとはどういうものかを、地域の人々が考え、建て、体験することで、エコハウスの新たな需要が生み出される。
- エコハウスが永く地域の人々に受け入れられるよう、住まい手に負担をかけない、快適なエコハウスをつくる。
- エコハウスに地域の技術や材料が生かされることで、地域が活性化する。
といった成果が期待されます。
備前グリーンエネルギーでは、平成21年度より事務等業務(設計プロポーザル作成、広報資料作成、事業スケジュール管理、協議会運営等)を備前市から受託し本事業に参加しました。また、平成22年度からは管理委託を行い、住宅の普及啓発のみならず、木工教室や菜園活用など様々なイベントを企画し、幅広い年齢層の方に喜んでいただいております。
現在も進行中のこのプロジェクトの様子をプロジェクトウェブサイトでご覧ください。
事業年度:2009年度
エリア:岡山県備前市
概要:環境省の平成21年度21世紀環境共生型住宅のモデル整備による建設促進事業を推進するために係る事務等業務(設計プロポーザル作成、広報資料作成、事業スケジュール管理、協議会運営等)