特別養護老人ホーム 亀楽荘 様(備前市)
ペアガラスの導入と空調機の更新で居住空間を快適に。
今までの木楽荘は、窓ガラスが通常に1枚板硝子で、冬期に窓際が底冷えするのが悩みでした。また、食堂では、空調機が防火用に天井から吊り下げているガラスの外側に設置してあり、食堂が暖まらないという悩みがありました。
そこで、ペアガラスを導入して、窓際からの熱の入り込みを防ぎました。また、空調機の導入個所を見直し、空調機を高効率のものに更新したところ、居住者の方々、職員の方々から、「部屋が非常に暖かくなった」、「窓際が寒くなくなった」と大好評を得ました。
ペアガラスと高効率空調機のコラボレーションで大きな省エネ効果。
ペアガラスと高効率空調機を同時に導入することは、省エネ・省コストの視点から非常に効果があります。ペアガラスを導入することで、外側からの熱の入り込みを防いで、導入する空調機の能力を落とすことができます。空調機の能力を落とすと、導入費用を下げることもできます。また、使用時に係る電気代も減らすことができます。亀楽荘の場合も、ペアガラスと高効率空調機を同時に導入することにより、導入費用と電気代をダブルで減らすことができました。
更に騒音も低減。
亀楽荘では、元々屋上に吸気口があったのですが、冷気が下りてくるため、閉鎖していました。そのようにしたところ、調理場での排気量に対し吸気量が足りなくなり、建物の隙間からビュービューと大きな音で風が流れ込んでいました。
今回の工事で調理場に吸気口を新設したところ、建物の騒音が解消され、職員の方々から「静かになった」とお褒めの声をいただきました。
事業年度:2006年度
エリア:岡山県備前市
概要:空調は、ほぼ24時間行われている。定員は50名。
省コスト効果:約28%の省コスト
建物:鉄筋2階建
対象延床面積:2,566㎡
所在地:岡山県備前市吉永町吉永中363
年間省エネルギー量(予測):約130,000kWh削減
省エネルギー効果(予測):約24%の削減
年間CO2削減量:約72トン(二酸化炭素換算)
導入サービス:空調機器の更新(室外機11台 室内機77台)、ペアガラスの導入(約256枚 41室)