CO2削減ポテンシャル診断事業
(加西市役所 本庁舎)
本事業では、加西市役所 本庁舎において、CO2削減ポテンシャル診断推進事業の診断事業者としてCO2削減ポテンシャル診断を行いました。
加西市では、加西市環境マネジメントシステムを運用し、CO2排出削減目標の設定やCO2排出量の管理を実施していますが、モニタリングシステムの活用によりエネルギー使用の把握を詳細化・見える化できる余地がありました。また、2011年には吸収式冷温水器から空冷ヒートポンプチラーへ更新し、灯油使用量が大幅に減少したことでCO2排出削減になりましたが、その他の老朽化した設備も多く残っており、効率が悪くなっている箇所があります。
現地調査では、一部で経年劣化した空調機器を使用し、照明には蛍光灯を用いているため、エネルギー消費量が多くなっていることが明らかとなりました。また、変圧器では、受電電力のうち、数パーセントをロスしていることも分かりました。
今回の調査からの提案として、空調機器の高効率パッケージエアコンへの更新や、照明のLED化、超高効率アモルファス変圧器に更新しロスを削減する提案などを行いました。また、電力の低炭素化を図る内容として太陽光発電設備の導入などの提案も併せて行いました。
事業年度:2020年度
エリア:兵庫県加西市
契約先:加西市
対象延床面積:約12,100㎡